効果的に伝える方法!
*円滑なコミュニケーション*

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POM流!
ドラッグストア薬剤師成長戦略

ドラッグストア薬剤師の成長STEPを発信中!

仕事内容の役立つ知識を解説。

薬剤師は、服薬指導や疑義紹介など、伝える場面が多いです。

本記事では、円滑に伝える方法の3つ

  1. SDS法 「要点 → 詳細 → 要点」
  2. PREP法 「結論 → 理由 → 例 → 結論」
  3. DESC法 描写説明提案選択

について記載します。

「聞く力」の次は、相手に伝える方法も学んでいこう!

1. SDS法

SDS法は、話の構成を「要点 → 詳細 → 要点」の順にする方法です。

プレゼンや説明時に、相手に分かりやすく伝えるために使われます。

構成

  1. Summary(要点) → 最初に要点を述べる
  2. Detail(詳細) → 詳細な説明を加える
  3. Summary(要点) → 要点を述べる

メリット

  • 最初と最後に結論を述べるため、話の要点が簡潔に伝わりやすい
  • 詳細部分で補足することで、理解を深められる

例(疑義紹介 ビラノア食後→空腹時)

  1. 要点)ビラノアが食後服用で問題ないかの確認になります。
  2. 詳細)空腹時の服用でないと、吸収率が下がることが添付文書上で報告されています。
  3. 要点)食後のままで問題ないか確認をお願いいたします。

簡潔に要点を伝えられるため、手短に済ませたい場合に有効!

2. PREP法

PREP法は、話の構成を「結論 → 理由 → 例 → 結論」の順にする方法です。

ビジネスシーンや報告時に使われることが多いです。

構成

  1. Point(結論) → 最初に結論を述べる
  2. Reason(理由) → 理由を説明する
  3. Example(例) → 理由を裏付ける例を出す
  4. Point(結論) → 結論を述べる

メリット

  • 伝えたいことが明確になる
  • 論理的で説得力が増す

例(薬の説明)

  1. 結論)ビラノアは寝る前に服用しますが、必ず夕食後から2時間は空けて服用してください。
  2. 理由)実は、食事の影響で薬の効果が下がってしまうため、十分な効果が得られません。
  3.  例)以前、誤って夕食後に服用して、効果を実感できなかった方が、空腹時に服用したところ、しっかりと効果を感じたというケースがありました。
  4. 結論)効果をしっかりと実感するためにも、必ず食後2時間以上空けて、空腹時に服用してください。

伝え方によって、絶対にしてはいけないことを理解してもらえます!

3. DESC法

DESC法は、主に相手との交渉や意見を伝える際に使う話法で、

描写説明提案選択の流れで話します。

構成

  1. Describe(描写 → 何が起こっているかを客観的に説明
  2. Express(説明 → その状況についてどう感じているかを伝える
  3. Specify(提案) → 望ましい行動や対策を提案
  4. Choose(選択 → 対策を拒否した場合の代案を提案

メリット

  • 相手を否定せずに、自分の意見を伝えやすい
  • トラブル解決や交渉の場面で有効

例(薬の不足時の患者対応)

  1. 描写本日お薬が不足しており、現在、処方日数の半分しかお渡しできない状況です。
  2. 説明本日中にすべてのお薬をお渡しできればと思っているのですが、
  3. 提案)もし少しお時間をいただけるのであれば、他の薬局から小分けしてもらい、今日中にご用意できます。
  4. 選択お急ぎでしたら、足りない分は後日のお渡しでもよろしいでしょうか。

患者対応でトラブルにならないように現状を理解してもらいましょう!

✨まとめ✨

話法主な用途構成
SDS法プレゼン・説明要点 → 詳細 → 要点
PREP法意見・報告結論 → 理由 → 例 → 結論
DESC法交渉・意見主張描写 → 説明 → 提案 → 選択

それぞれの特性を活かして、状況に応じた話し方をすると、より効果的に伝えられます!

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