薬剤師必須の「計算力」!
*検算と力価計算*

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仕事内容の役立つ知識を解説。

薬剤師は、業務で頻繁に四則演算を使います。

計算ミスを防ぎ、正確な対応ができるように、

本記事では、大切な検算方法と力価計算の考え方をお伝えします。

調剤に計算は必須!

調剤をするとき以下のような計算を行います。


🔹 薬の数の確認
 例:1日3錠×28日分
    → 84錠


🔹 注射薬の単位数の計算
 例:1日1回4単位、空打ち2単位、1本300単位
    → 50日分


🔹 小児の粉薬の力価計算
 例:10%の粉薬を力価で100mg/日
    → 1日あたり1gの秤量


注射の日数計算は、処方本数足りるかチェックに使うよ!

ニュースで粉薬が何倍も多く調剤してしまった事例があったよ


医療機関で処方が正しいかどうかを最終チェックするのが薬剤師です。

電卓を使用する場合も必ず検算しましょう!

おすすめ検算方法

検算は、最初とは違う方法で行う!


🔹1日3錠 × 28日分
   = 84錠

→ 検算:「84 ÷ 28 = 3」

💡1日3錠と確認!


🔹1日1回4単位 + 空打ち2単位、1本300単位
   = 50日分

→ 検算:「300 ÷ 50 = 6」

💡1日6単位(4単位 + 空打ち2単位)と確認!


⚠️ 同じ計算方法で検算すると、同じミスを繰り返す可能性が高い!

異なる方法で計算し、結果を確かめるクセは大切です。

計算が苦手な人は・・・

計算力は、残念ながらすぐには尽きません。

日々、計算をすることで鍛えることができます。

業務上電卓の使用は可能なため、電卓の練習も大切です。

以下、いくつかポイントをまとめてみました。

日常生活で計算を意識する

鍛えるために、計算の機会を増やすように意識したらいかがでしょうか。

繰り返すことで、スピードと正確性があがります。

例えば買い物で、かごに入れた商品を暗算で足して計算すると良いと思います。

💡2桁の足し算のようなシンプルな計算をするのも良いです。

電卓に慣れる

業務上電卓の使用は可能です。

ただ、電卓もパソコンと同じように、使いこなすには慣れが必要です。

正確に早く入力できるように練習がいいかもしれません。

例えば家計簿で電卓を使うような日常的に使える場面で使いたいところです。

頻出の計算パターンを覚える

業務上、1包あたりの重さの倍数のような特定の計算が何回も出てきます。

よく出るパターンを覚えておくと時短に繋がります。

  • 1包2.5g・3.75gの倍数
  • 1シート14錠の倍数
  • 1束21包の倍数

⚠️ただし、間違えないように検算はするように心がけたいです!

どうしても力価計算が苦手な人へ

公式に頼るのは危険❌

「力価計算に時間がかかる…」

「計算に自信がない…」

「苦手だから公式を覚えた…」

こんな方はいらっしゃいませんか?結論として、

⚠️ 公式に頼るのはおすすめしません!

なぜなら…

検算がしづらい!

記憶違いによるリスクが高い!

力価計算は シンプルな考え方 で理解すれば、もっと簡単になります✨

おすすめ!力価計算の考え方

💡「原末ならそのまま、希釈されているならその分だけ倍にする」と考える!


🔹原末(100%)を100mg 秤量する場合

100%だから、そのまま 100mg 取ればOK!✨


🔹10%の粉薬で力価100mg 秤量する場合

💡10%は、原末(100%)を1/10に薄めたもの

つまり、 原末で必要な秤量の10倍秤量すればOK!✨

→100mg × 10=1000mg 秤量


🔹5%の粉薬で力価200mg 秤量する場合

💡5%は、原末(100%)を1/20に薄めたもの

つまり、 原末で必要な秤量の20倍秤量すればOK!✨

→ 200mg × 20=4000mg 秤量


💡直感的に計算できるようになると、桁ミスも減らせる!


これなら 誰でも簡単に計算できる!

ぜひこの考え方を取り入れてみてください✨

✨まとめ✨

計算ミスを防ぐには 異なる方法で検算 することが重要!

日常的に計算の練習をすることで、スピードと正確性を向上させる!

力価計算は 公式に頼らず、シンプルな考え方で理解 すると直感的にできる!

薬剤師にとって 計算力 は、

正確な調剤、処方監査

に欠かせない重要なスキルです。

計算力を鍛え、より安全で信頼される薬剤師になりたいですね✨

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